更新日:2026年10月7日
Mistral AIの新しいフラッグシップモデル「Mistral Large 4」が、2026年10月6日にPublic Previewとして公開されました。愛称は「Le Chonk」。名前だけ見るとちょっとかわいいですが、中身は1兆パラメータ級のかなり大きなモデルです。
この記事では「いつ使える?」「無料なの?」「Mistral Large 3と何が違う?」「オープンウェイトはいつ公開?」と気になっている人向けに、Mistral公式ドキュメントと複数の最新報道をもとに要点を整理します。
Mistral Large 4はいつから使える?
Mistral公式のChangelogでは、2026年10月6日からPublic Previewとして利用可能になったことが確認できます。API上のモデル名はmistral-large-4です。
一方で、モデルウェイトはPublic Preview開始時点ではまだ一般公開されていません。Reutersなどの報道では、10月27日にウェイトを公開予定とされています。つまり今はAPIで先に試せる段階で、ローカル運用や自社環境への本格展開を考えている人はウェイト公開を待つ形です。
スペックは?1.05兆パラメータ・49B active
公式モデルカードによると、Mistral Large 4は1.05T(1兆500億)総パラメータを持つMixture-of-Experts(MoE)モデルです。ただし推論時に常時すべてを動かすわけではなく、49B(490億)パラメータがactiveになる設計です。
さらに1.6Bのvision encoderを備えたマルチモーダルモデルで、テキストだけでなく画像入力にも対応。コンテキスト長は1Mトークンと案内されています。長い資料やコード、複数文書を扱いたい人にはここが大きなポイントです。
料金はいくら?
公式モデルカードの通常価格は、100万トークンあたり入力1.36ドル、キャッシュ入力0.14ドル、出力4.18ドルです。公開直後は2週間のローンチ割引が設定され、表示上は入力0.68ドル、キャッシュ入力0.07ドル、出力2.09ドルになっています。
料金は利用量で変わるので、「ChatGPTの月額プランのような定額サービス」と同じ感覚ではなく、API利用ではトークン量を見ながら使う必要があります。
何が得意?
MistralはLarge 4を汎用マルチモーダルモデルとして位置づけ、コーディング、サイバーセキュリティ、金融、製造、画像理解などを重点領域として挙げています。Reutersも、Mistral側が一部の中国系オープンウェイトモデルを特定領域、とくにサイバー分野で上回ると説明したと報じています。
ただし、ベンチマークは測定条件によって結果が変わります。「すべての用途で他社モデルより上」という意味ではないので、実際の用途に近いタスクで比較するのが安全です。
Mistral Large 3との違い
Large 4では総パラメータが1.05T、activeが49Bとなり、公式上のコンテキストも1Mです。Large 3からさらに大規模化しつつ、MoEで推論時の計算量を抑える方向が強まっています。画像入力にも対応しているため、文章生成だけでなく資料・画像を含むワークフローも意識したモデルです。
日本語でも使える?
Mistral Large 4は汎用モデルとして提供されていますが、日本語だけに特化したモデルではありません。日本語での実用性は、翻訳、要約、コード解説、長文処理など自分が使いたいタスクで実際に試して判断するのがおすすめです。
今すぐ試す人と10月27日を待つ人
APIですぐ性能を確認したい人はPublic Previewを試す価値があります。一方、ローカル実行、自社インフラ、モデルウェイトそのものを使った検証が目的なら、予定されている10月27日の公開後にライセンスや必要ハードウェアを確認する方がいいでしょう。
最近のAIモデルもあわせてチェック
AIモデルの更新がかなり速いので、Google側の最新動向はGemini 4 Argonとは?いつ使える?、OpenAI系はGPT-6.1 Solの料金・違いもあわせてどうぞ。用途別に見比べると、モデル名だけ追うより選びやすくなります。
まとめ
Mistral Large 4は、1.05兆パラメータ、49B active、1Mコンテキストを掲げるMistralの新世代モデルです。2026年10月6日からPublic Previewが始まり、ウェイトは10月27日の公開が報じられています。
現時点でいちばん重要なのは、「APIではもう試せるが、オープンウェイトの本公開はこれから」という点です。公開後はローカル運用に必要な環境やライセンス条件も含めて、この記事を追記していきます。